電子帳簿保存法とは? デメリットについて①

前回は導入した際のメリットをお伝えしましたが、今回はデメリットをいくつかご紹介します。

どんな事でも良い事ばかりではございません。

良い話には裏があったり、、、

それこそ昔から「良薬は口に苦し」こんな言葉もありますからね~。

導入する法人・個人事業主のデメリットとは?

デメリット1

システムや仕組みの導入のため時間と費用のコストが掛かる

電子帳簿保存制度を導入するためには、法に定められた保存要件を満たすためのシステムを導入する必要があるため、どうしても、導入当初に時間や費用がかかってしまいます。

しかしながら、電子帳簿保存制度は、長期的にみれば多くの利点がありますので、初期投資としてシステム導入を行うことは長期的にみればメリットがあるといえるでしょう。

前回のコラムを参照ください。

システムの導入って聞きますと「お金がとてもかかりそうだなー」みたいな感情に多くの人は感じるかもしれません。

実は、規模にもよりますが導入費用をそこまで多くかけずに導入することは可能です。

具体的に必要な商品を紹介します。

NASサーバー、SCAN機能の機械やパソコンなど。

パソコンが苦手な方はスマホ・タブレットでOKです。

要するに紙データをSCANするかスマホでデータ化し、そのデータをNASサーバーで保管するということです。

保管する際は、データに分かりやすい名前を付けておきましょう!

2023年12月度売上原価‗仕入先‗〇〇商店‗販売先‗△△株式会社などです。

なお、電子帳簿保存制度の広がりとともに、様々な会社が電子帳簿保存法に対応するシステムを開発しています。

一度システムを導入してしまうと他のシステムへの乗り換えが難しい場合もありますので、導入時には、これらのシステムの内容や費用の違いを把握し、自社の規模や特性にあったものを選ぶ必要があります。

時に過剰ともいえる設備やシステムを勧めてくる悪徳販売店も多いので気を付けて下さい。

よくあるケースですが、、、

「専用のサーバーが必要になるのですが、導入するためにリース契約が必要です。」

このような営業トークと共に、高額のリース契約をさせられてしまった…。

契約内容が¥28,000×84回で、総額は、なんと250万円!!!!!

高すぎるっ( ゚Д゚) みたいなケースです。。。

“専用のサーバー”なんてフレーズを聞く事がありますが、多くは販売店のウソが多いです。

既存のNASサーバーがあれば十分に対応は可能です。

内容にもよりますが導入するのに5~30万あればOKですよ。

簡単にデメリットを説明しましたが、メリットの部分も多いので前向きに取り入れていただきたいと思います。

安価で導入の検討をされている方は是非お問い合わせくださいね!

次回は、導入費用以外のデメリットをお伝えいたします。

皆様からのお問合せをお待ちしております(^^)

この記事を書いた人

林 哲也