電子帳簿保存法とは?????
電子帳簿保存法は、情報化社会に対応し、国税の納税義務の適正な履行を確保しつつ納税者等の国税関係帳簿書類の保存に係る負担を軽減する等のため、電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保存方法等について、所得税法、法人税法その他の国税に関する法律の特例を定める日本の法律である。byウィキペディア
電子帳簿保存法を省略して、電帳法(でんちょうほう)と呼ぶこともあります。
う~ん。なかなか分かりにくいですね(;^ω^)
簡単に言ってしまうと、
税金に関係する書類を電子データとして保存するためのルールです。
何のために? 誰のための??
どんな法律なのでしょうか?
法人・個人事業主側のメリットとデメリット。国税側のメリット。
色々とありますが、法人・個人事業主様に関するメリットとデメリットについて説明します。
まずは、メリット4つから~。
メリット1 経理業務の効率化
紙媒体で受領した請求書やレシート等のスキャナ保存が可能になります。
そもそもデータで受領した分はそのままデータ保存で済みますよね。
紙の取り扱いを減らすことで、リモートワーク・テレワークを少しでも取り入れる事が出来ます。
無駄な満員電車に乗らず快適な場所で仕事が出来ると良いですね~。
メリット2 オフィスの省スペース化
国税関係帳簿書類については、その事業年度の確定申告書の提出期限の翌日から7年間、または10年間保存しなければならず、かなりの広さの保存場所が必要となります。
しかしながら、電子帳簿保存制度を導入した場合、これらの帳簿・書類の大部分を電子化して保管することになり、かなりの省スペース化となります。
オフィスのミニマム化を図るには、電子帳簿保存制度の導入は非常に有用といえます。
無駄なスペースをなくし、空いたスペースを有効活用させ、企業の生産性をアップさせましょう!
もしくはオフィスを縮小移転させることで固定費を安くし、浮いたお金を社員に還元させましょう!!
有意義なお金の使い方に変えたいですね~。
メリット3 セキュリティの強化
経理関係の帳簿書類を紙で保存する場合、施錠により盗難に備えることとなりますが、鍵が物理的に壊され、盗難されてしまうこともあります。
また、火事による消失や、不注意等による紛失リスクもあります。
しかし、帳簿書類を電子化し、強度のセキュリティをかけることにより、情報漏えいを防ぐことができます。
また、データをバックアップすることで、紛失リスクも軽減されます。
会社のデータは大切に取り扱いましょう!
メリット4 もしもの時、過少申告加算税が5%軽減される
一定の国税関係帳簿について、優良な電子帳簿の要件を満たして電子データによる備付け及び保存を行っている保存義務者については、その国税関係帳簿(優良な電子帳簿)に記録された事項に関し申告漏れがあった場合に課される過少申告加算税が5%軽減されます。
とは言ってもわずか5%なので、申告漏れには気を付けましょうね(電帳法8条4項)。
今回は、簡単にメリットを記載しましたが、
次回は、導入する手間やかかるコストなどのデメリットについてお伝えしたいと思います。
皆様からのお問合せをお待ちしております(^^)